崖の上の崎守駅

◆崖の上の崎守駅

金の見当たらなかった黄金駅を出て次の崎守駅に向かった。もうこの辺りから室蘭市街になってくるようで、交通量も多くなってきている。国道37号線が大きくカーブしたところの立体交差を右折してしばらく行くと崖の上に崎守駅があった。駅の下はバス停があり、バスが迂回できるほど広く取られている。駅に行くには崖の下から階段を登っていく以外は無さそうだ。階段を登るとホームに出るが、待合室などはなくホームにベンチが置いてあるだけの駅であった。以前は待合室があったそうだが、落書きと放火の被害で閉鎖されのちに撤去されだそうだ。崎守駅は1955年に崎守町仮乗降場として開業、1968年に新線付け替え時に新たに駅舎が建てられ駅に昇格した歴史がある。

駅は少し高いところにあるので、崎守の集落が真下に望むことができる。その向こうには噴火湾も見えている。室蘭港を跨ぐ白鳥大橋がここから少し行ったところにあって室蘭港を横断できるそうだが、崎守駅からは白鳥大橋は見えていなかった。とくに駅探訪の旅とは関係ないのだが、白鳥大橋は無料で通れる巨大な橋だそうだ。なぜ無料なのかと調べるとここでもまたとんでもない税金の無駄ががあるようだ。北海道開発には多額の税金が投入されていると聞くが、ハッキリ言って無駄なところも多いように感じるのであった。