キハ150がやってきた虎杖浜駅

◆キハ150がやってきた虎杖浜駅

登別温泉には行かず、室蘭本線の旅を続けて行こう。苫小牧駅まであと10駅を切ってきた。先ほど買ったコンビニ弁当なのだが、今日の予定を消化しようと目論んでいたため買ったまままだ食べていなかった。残りの室蘭本線の駅も先が見えてきたことなので次の虎杖浜駅で食べようと思っていたのだった。

噴火湾沿いを過ぎ、太平洋側に進路が変わってから、なんだか靄がかかってきたようだった。北海道の太平洋側特有の靄のようで霧とまでは行かないが、地平線がぼんやりとしてすっきりはっきり見えていない感じだった。そんな中をやがて虎杖浜駅に着いたのだった。駅舎は建替えられているようであったのだが、駅周辺は民家も少なく、少し寂しいところのようだった。虎杖浜という地名もまたアイヌ語から来ている地名である。

特に魅力のない駅舎だったが待合室で弁当を食べ、時刻表にある普通列車を待つことにした。少し待っていると電車ではなくキハ150が入線してきた。電化路線なのに気動車かと一瞬戸惑ったのだが、東室蘭以降は非電化なので、普通列車の気動車の運行もアリなのだろう。予想外のキハ150を見送り、室蘭本線の旅は続くのであった。