糸井駅 (室蘭本線)
◆元信号場だった糸井駅
錦岡駅はもう苫小牧市内であった。苫小牧駅までは残すところあと糸井駅と青葉駅のみとなった。時刻は午後4時を少し回ったところだったので、何とかあと2駅は本日中に訪問できそうであった。国道を北東方面に行くとやがて糸井駅前の進入路までやってきた。ここを左折した突き当たりに糸井駅はあった。駅周辺は緑のある住宅地のようで駅の隣には大きな駐車場などが見えている。
駅舎は萩野駅と同じコンクリートブロック造りのようである。木造のように見えるのだがブロックを積んだ頑丈な造りのようだ。駅舎内には、列車待ちの人は居らず、少し寂しい雰囲気の駅だった。
糸井駅は1917年に小糸井信号所として開設された元信号場である。1956年に駅に昇格して旅客扱いが始まった。苫小牧市の発展により市街地が拡大されて現在は住宅地が多く立ち並ぶ地域に発展しているようだ。元信号所といえば、秘境駅などにもあるように、民家の少ない寂しいところをイメージするのだが、ここ糸井駅はそういう元信号場とは全然違う面持ちの駅であった。
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