萩野駅 (室蘭本線)
◆製紙工場への引込み線がある萩野駅
製紙工場の専用駅ともいえそうだった北吉原駅だったのだが、工場への引込み線などは無かったので大きな工場なのに変だなぁと思いながら次の萩野駅までやってきた。萩野駅舎は雪国特有の玄関に雪切り室のある駅舎であった。駅舎は一見、木造建築のような感じがするのだが、外壁をよく見るとブロックを積み重ねて造った頑丈な建物のようで木造建築ではなさそうだった。
萩野駅は2008年の3月で貨物扱いが廃止になったのだが、筆者が訪問した2007年6月はまだ貨物の取り扱いがあった。そしてここから製紙工場への専用の引込み線があった。一つ手前の北吉原駅は従業員用の駅でここ萩野駅は工場の貨物を取り扱っていたのだろう。ということでこの製紙会社の規模の大きさが少しだけ見えた気がした。
萩野駅の歴史は1907年に知床信号所として開設され、1909年に貨物駅の知床駅となった。明治天皇が巡幸の際、この地でハギを愛でたということで1942年に萩野駅に改称されて現在に至っている。信号所→貨物駅→旅客駅とちょっと珍しい歴史のある駅のようだった。
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